中2で塾をやめる?成績が上がらない場合の対処法

中2で塾をやめる?成績が上がらない場合の対処法

はじめに

「塾に通っているのに成績が上がらない…」
中学2年生の保護者の方からよく寄せられる悩みです。月謝を払い続けているのに成果が見えないと「やめた方がいいのでは?」と考えるのは当然のこと。ですが、慌てて辞めてしまう前にチェックすべきポイントがあります。


成績が上がらない原因を整理しよう

1. 勉強量が不足している

塾に通うだけで安心してしまい、家での学習時間が足りないケースは多いです。特に中2は部活も忙しく、勉強時間の確保が課題になりがちです。

2. 学習方法が合っていない

集団塾でスピードについていけない、逆に簡単すぎて退屈してしまうなど、「合わない指導形態」が原因のことも。

3. 学習計画がない

テスト直前だけ頑張る「一夜漬け型」では力はつきません。日常の積み重ねをどう作るかがポイントです。


塾をやめる前に試したい対処法

家庭でのサポートを強化

・毎日30分でも机に向かう習慣をつける
・小テストやワークを繰り返し解く
親御さんが「今日やったことを3分で説明してごらん」と声をかけるだけでも理解度チェックになります。

塾の先生に相談する

「本人の弱点」「授業の理解度」「家庭学習の仕方」について具体的にフィードバックをもらいましょう。塾側も改善策を提示してくれるはずです。

勉強スタイルを変える

・個別指導や家庭教師に切り替える
・オンライン教材を利用する
・「映像授業+自習室」型に変える
同じ塾でもコース変更だけで大きく改善することがあります。


それでもダメなら「転塾」も選択肢

塾をやめること自体が悪いわけではありません。「合わない環境」で続ける方がむしろリスクです。
・先生との相性
・カリキュラムの柔軟さ
・フォロー体制
これらを基準に見直してみると、新しい環境で急に成績が伸びる生徒もいます。

中2で転塾して成功した事例 3選

事例1:集団塾から個別指導へ切り替えたA君(兵庫県・男子)

背景

・中1から大手集団塾に通っていたが、授業スピードが速すぎてついていけなかった。
・宿題もこなせず、提出が遅れることが増えて「やる気がない」と誤解されてしまった。
・中2の1学期末で数学のテストが40点前後。

転塾の決め手

親御さんが「本人のペースに合った指導が必要」と判断し、地域の個別指導塾へ転塾。

成功のポイント

・学校ワークを中心に「わからないところをその場で質問」できる環境に。
・宿題は本人が取り組める量に調整し、毎週「小さな達成感」を積み上げた。
・結果、中2の2学期末には数学80点台に回復し、自信を取り戻した。


事例2:部活との両立を実現したBさん(大阪府・女子)

背景

・吹奏楽部で毎日夜遅くまで練習。
・通っていた塾は授業時間が長く、帰宅が22時を過ぎて疲れて勉強に集中できなかった。
・中2の夏休み明け、英語の成績が下がり偏差値45前後に。

転塾の決め手

「短時間で効率よく学べる塾」に切り替えたいと考え、週2回×90分の個別指導塾に転塾。

成功のポイント

・授業は「テスト範囲をピンポイントで演習」する形に。
・部活で疲れている日は宿題を最小限にし、勉強を継続できるよう工夫。
・結果、中2の冬の模試で英語偏差値55にアップ。本人も「勉強と部活は両立できる」と自信を持った。


事例3:自習室利用で生活リズムを立て直したC君(兵庫県・男子)

背景

・中1までは成績上位だったが、中2になってゲームやYouTubeに時間を取られ、学習習慣が崩壊。
・通っていた塾は「授業型中心」で、塾以外の学習管理がなく、復習しないまま放置されていた。
・定期テストで平均60点→40点まで低下。

転塾の決め手

「自習管理に力を入れている塾」に切り替え。授業よりも「毎日の勉強習慣づけ」を重視。

成功のポイント

・毎日自習室に来ることをルール化し、先生が進捗を管理。
・スマホは塾にいる間は預ける仕組みを導入。
・学習リズムが安定し、中2の学年末には5教科合計で80点アップ。


まとめ

中2での転塾は、

  • 指導スタイルが合わなかったケース(集団 → 個別)

  • 時間効率の改善(長時間 → 短時間集中)

  • 学習習慣の立て直し(授業中心 → 自習管理型)

このように「環境を変えたこと」で大きな成功につながった事例が多くあります。

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