高校受験に塾は必要なのでしょうか?
周りの子はみんな塾に行っているけれど、塾に行かないと高校受験は難しいの?
でも、塾ってかなりお金がかかるし。
こんな風に悩んでいる親御さん、たくさんいらっしゃると思います。
私も今年、息子が高校受験を経験しているので、お気持ち、すっごく分かります!!
そこでこの記事では次のことをお伝えします。
・高校受験に塾は必要なのか?
・高校受験に塾が必要な人と必要ない人の違いとは?
・塾選びで失敗しないポイントや注意点
受験生の母としての経験も一緒にお話しますね。
高校受験に向けて、塾に通わせようかどうか迷っている親御さんの参考になるはずですよ。
どうぞ最後までお読みください!
高校受験に塾は本当に必要か?塾に行くメリット・デメリットとは
高校受験に塾は本当に必要なのでしょうか?
まず塾に行くメリット、デメリットをそれぞれ紹介しましょう。
塾に行くメリット
塾に行くメリットってたくさんあります。
我が家の場合も、息子は3年間塾に通っていました。
息子は難関公立高校に合格できましたが、塾なしでは絶対に無理でした。
塾に行くメリットを5つ挙げてみますね。
受験用のカリキュラムが万全
高校受験に向けて、お子さんが自分だけで学習のカリキュラムを立てるのは、かなり難しいと
言えます。
塾なしの場合、つい好きな科目ばかり時間をかけて、苦手な科目は後回しになってしまう。っ
てこともありがちです。
その点、塾のカリキュラムは膨大な情報をもとに、いつ、何を、どうやって勉強するのかが綿
密に作られています。
結果、お子さんは回り道することなく、効率よく志望校に合格できるようになるのです。
情報量が豊富
受験には情報が命です!
塾に行く最大のメリットはこの情報力にあると言えます。
塾では過去の受験のデーターをたくさん持っています。
そのため、
・ここの学校はどういった問題が出るのか?
・合格するためにはどういった対策をとればいいのか?
・何点取ればいいのか?
といった情報に基づいて細かく指導してくれます。
結果、要領よく受験勉強を進めることができるのです。
自分で情報を入手するのはものすごく時間と手間がかかります。
塾を利用した方が、受験対策は断然楽だと言えるでしょう。
自習室がある
家だと気が散って勉強ができないことってよくありませんか?
そんな時、自習室は本当に便利なんです。
勉強だけに集中できるので、自宅より断然はかどります。
塾に通うと、いつでも自由に自習室を使うことができるのは大きなメリットですね。
いつでも質問できる
分からない問題をすぐに先生に聞くことができるのも塾に行くメリットと言えるでしょう。
うちの子も自習室で勉強していたんですが、解説を読んでもどうしてもわからない問題が出て
くるんですよね。
そんな時はその場で塾の先生に質問していました。
担当の先生がその時いなくても、先生は他にも何人もいます。
すぐに教えてくれるのでとても助かりましたよ。
わからないままにしない!!
受験勉強では非常に大切です。
参考書、問題集を選ぶ手間が省ける
塾に通っていないと、高校受験では教科書以外にも参考書や問題集が必要になります。
でも、実際に書店に行くと膨大な数の参考書、問題集が売られていて、どれを選んでいいの
か、迷ってしまうんですよね。
本屋さんで選んでいる時間や労力も馬鹿になりません。
塾の場合、塾のテキストや指定された市販の問題集を使用します。
受験対策にはこれで十分です。
うちの息子も市販の教材はほぼ買わずに難関高校に合格できました。
モチベーションが上がる
塾に行くとだいたい同じレベルの子とクラスが一緒なので、行くだけで自然とライバル心が芽
生えます。
「あの子には負けたくない!!」といった競争心を持つと、子どもの学力は確実に伸びます。
また塾の先生は、子どもをやる気にさせたり、励ましてくれたりと、子どものモチベーション
を上げるのがとても上手です。
我が家の場合も受験間際、不安になっている子どもに対して「大丈夫だよ!!」と私が励ますよりも
塾の先生に「大丈夫!!絶対に合格するよ!」と言ってもらった方が、子どもは何倍も安心していました。
プロの言うことは違うんですよね。
受験は最後は精神面が非常に重要です。
精神面のフォローはとても助かりました。
長々とメリットを述べてきましたが、要は、塾なしよりも塾に行った方が高校受験は楽!!そこがメリットと言えます。
塾に行くデメリット
それでは塾に行くデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
主に次の2つが挙げられます。
値段が高い
塾は高い!
これが一番のデメリットなのではないでしょうか?
我が家も3年間、塾に通わせましたが、確かにとても高いと感じました。
特に中学3年生になるとさらに値段が上がります。
でも、これもやり方次第で、金額の負担を抑えることも可能です。
例えば
・5教科すべてを受講するのではなく、苦手なもの、力を入れたい科目だけにする。
・オプション講座はなるべく受講しない。
これだけでも随分値段を抑えることはできますよ。
我が家も夏季講習や冬季講習では最低限の講座だけ。
オプションの講座はあまり申し込みませんでした。
塾ってオプションが高いんですよ。
塾に言われるがまま全ての講座を受講していると、とんでもない金額になってしまいます!!
「塾は利用するもの」と割り切るのことも必要ですね。
時間が取られる
塾への移動時間がかかってしまうこともデメリットと言えるでしょう。
通塾時間がもったいない!
その分、家で勉強した方がたくさん勉強できるはず!
そう思う親御さんの気持ちは当然だと思います。
確かに通塾時間は時間の無駄かもしれません。
でも、実際に経験してみて、塾に通った方がメリハリがついて、かえって時間を有効に使える
と感じました。
18:30〜 夕食
19:10 家を出る
19:30 〜21:30 塾
22:00 帰宅 お風呂
〜24:00 塾の復習 課題
こんな感じで十分に勉強時間は確保できていました。
息子の場合、塾に行かない方が、かえってダラダラしてしまったかもしれません。
また今はオンライン授業も整っている塾が多いです。
オンライン授業では、授業をリアルタイムで自宅で受講できます。
これなら通塾時間がもったいないといったデメリットが解消されますよね。
息子も「疲れていて塾に行きたくない。」っていう時には非常に助かりました。
以上のことから、塾はデメリットよりもメリットの方が断然多いことが分かります。
高校受験に塾は必要か?
結論はこうなります。
塾に行かなくてもやり方次第では合格できます。ただ、塾に行った方が楽に合格できる。
高校受験に塾が必要な人と不要な人の違いとは
高校受験には塾は必要な場合が多いですが、もちろん個人差があります。
塾が必要なタイプと塾に行かなくても大丈夫なタイプがあります。
どんな違いがあるのでしょうか?
塾が必要なタイプ
・学力が足りていない子
・難関高校を狙っている子
学力が足りていない子は独学だけで希望の高校に合格するのは難しいでしょう。
こういう子は塾に行けばすぐに成績が伸びることが多いですね。
また難関高校を志望している子も塾が必要な場合がほとんどです。
難関高校の場合、凡ミスが命取りになります。
教科書レベルを遥かに超えた難しい問題を、どれだけ解答できるかが合格の鍵になります。
塾では難問対策を十分にとってくれるので安心です。
息子の通った塾でも難しい問題に慣れるために、難問を解きまくっていました。
おかげで本番でも余裕を持って得点をとることができました。
あれは独学ではとても無理だったと思います。
塾なしでも大丈夫なタイプ
・自己管理ができる子
・もともと頭がいい子
自分で志望校合格の目標に向かって計画を立てて、きちんと実行できるタイプの子は塾は不要
かもしれません。
またちょっと勉強しただけで頭に入ってしまうような、もともと頭の良いタイプの子も塾に行
かなくても高校受験はうまくいくでしょう。
ちなみに息子の通う高校は県内のトップ校なのですが、塾なしで合格した人はほとんどいませ
ん。
まれに塾なしで合格した子もいるのですが、そういう子はもともと優秀で自分でコツコツでき
るタイプの子が多いですね。
また塾に行かない子は、優秀なお兄さんやお姉さんに指導してもらったり、両親が熱心に受験
対策に取り組んだりなど家族の手厚いサポートがあるケースが多いようです。
高校受験の塾選びで失敗しない選び方のポイント
では、高校受験のための塾選びで失敗しないポイントは何なのでしょう?
塾選びでやってはいけないケースを紹介します。
友達が通っている塾に行きたい
これはよくあるケースです。
仲の良い子と一緒に塾に通いたい!
特に女子に多いかもしれません。
気持ちはよく分かります。
でも、塾ってそれぞれ特徴があって、人によって合う合わないがあります。
友達には合う塾であっても、お子さんに合うとは限らないのです。
ここはよく注意して選びましょう。
塾代が安い
塾代はなるべく安く抑えたいですよね。
だからと言って値段だけで塾を決めるのは危険です。
安い塾の場合、講師がアルバイトだけだったりと講師の質が落ちる場合があるからです。
よく確認してから選ぶようにしましょう。
口コミがいいから
ネットや広告の口コミって気になりますよね。
「口コミがいい塾だから通わせたい!」そう思われるのは当然です。
でも、口コミだけで早まって判断するのは避けましょう。
口コミが正しいものなのか、お子さんに合っているのかどうかも実際に行ってみないとわから
ないからです。
実際に塾の授業を体験してからゆっくり決めましょう。
高校受験の塾選びの注意点
高校受験の塾はどうやって選んだら良いのでしょうか?
注意するべき点を3つ挙げます。
自分が目指す高校に合格者を出している塾を選ぶ
塾によって通っている子どものタイプは様々です。
高い偏差値の高校を目指す子が多く通う塾や、基礎学力を付けたい子が多く通う塾など、塾に
よってかなり特徴があります。
合格実績をきちんと確認しましょう。
自分が行きたい高校の合格者がいないような塾では意味がありません。
自分の志望校にある程度の合格者を出している塾を選びましょう。
授業を見学してから選ぶ
塾は実際に授業を見てから決めましょう。
口コミがいいので入ったけれど、実際は先生がスパルタで子どもには合わなかった。といった
話もよく聞きます。
先生のタイプや教室の雰囲気など、一度見学してみるとよくわかりますよ。
体験授業を行っている塾も多いので、確認してみましょう。
担任制をとっている塾を選ぶ
年間を通じて講師が変わらない担任制度をとっているところを選びましょう。
1年間、同じ先生がじっくり勉強を見てくれるので、お子さんに合った指導をしてくれます。
アルバイトの講師ばかりで、コロコロ担当が変わるような塾は要注意です!
まとめ
効率よく、確実に高校に合格するためには塾は行った方がいいでしょう。
もちろん塾なしでも合格はできます。
ただ塾に行かず、独学で高校受験を成功させるためには相当な覚悟が必要です。
かと言って塾ならどこでもいいというわけではなく、塾選びが非常に大切です。
・友達が行っているから
・安いから
・口コミがいいから
それだけの理由で塾を選ぶのは危険です。
選ぶポイントは3つ
・合格実績のある塾に行く
・授業を見学してから決める
・講師の質がいいところを選ぶ
自分にあった塾に出会えれば、お子さんは必ず伸びていきますよ。
お子さんの高校受験に少しでも参考になればうれしいです。
コメント