13「死神」のカード
は、名前から不吉な印象を持たれがちですが、実際には「終わり」と「再生」を意味する大きな節目のカードです。
古いものを手放し、新しい秩序を取り入れる――つまり「変化」や「刷新」の象徴なのです。
数字の13は「1+3=4」とも読め、皇帝(4)の安定性を含みつつ、それを一度壊して次のステージへ進む力を持っています。
そのため、このカードが出る時は「現状維持はもう限界、今こそ方向転換の時」というサインでもあります。
受験においては「古いやり方を手放して、新しい学習法に切り替えること」が合格への道につながるでしょう。逆位置の場合は、変化を恐れて行動できず停滞する可能性を示唆します。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生、”死神”のカードが出たんですけど……やっぱり受験に失敗するってことですか? 怖いです。」
タロット先生
「いいえ、心配しなくて大丈夫ですよ。”死神”は『終わり』を意味しますが、それは”新しい始まり”のためなんです。今の勉強スタイルを一度見直して、新しいやり方を取り入れる時期に来ているというサインです。」
お母さん
「じゃあ、今のやり方じゃダメなんですね?」
タロット先生
「例えば、ただ問題集を繰り返すだけではなく、解き直しノートを作ったり、苦手科目を先生に相談するなど”刷新”が必要です。受験に合格するために”古い殻を脱ぎ捨てる”カードなんですよ。」
お母さん
「なるほど……”死”というより”再生”のイメージなんですね。」
タロット先生
「そうです!不吉なカードではなく、変化のチャンスを告げているのです。」
🔄 逆位置の意味(補足)
逆位置の「死神」は、「変化を拒む」「惰性で続ける」「切り替えができない」ことを表します。
受験で言えば、やり方を変えなければならないのに古いやり方に固執して停滞してしまう可能性があります。
勇気を出して”何かを終わらせる”ことが、大きな飛躍につながります。
「骸骨」「鎌」の意味
「死神」のカードには、必ず 骸骨(がいこつ) が描かれています。これは「人間の肉体の奥にある本質」を象徴し、余計なものを取り払って「本当に大事な基盤だけが残る」ことを意味します。
また、死神が手にしている 鎌(かま) は「刈り取り」「断ち切り」の象徴です。古いものや不要なものを切り捨て、新しい成長のための土壌を整える役割があります。
さらに、地面に散らばる 骨や遺体のパーツ は「終わり」を表すだけでなく、その上から新しい芽が出てくる「再生の可能性」を示しています。つまり、このカードは「恐怖」ではなく、「変化の必然性と再生のチャンス」を伝えているのです。
受験でたとえるなら、今までのやり方や惰性を一度手放し、本当に必要な基礎や方法を見直すことで、大きな飛躍につながる――そういうメッセージです。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生、この骸骨とか骨が散らばっている絵……やっぱり怖いです。受験に悪い暗示なんじゃないでしょうか?」
タロット先生
「怖く見えますよね。でも、骸骨は”人間の本質”を表しているんです。余計な飾りを取って、本当に大事な部分だけを残す――つまり、受験でも”基礎力”に戻ることを教えているんですよ。」
お母さん
「じゃあ、骨が散らばっているのは?」
タロット先生
「それは『古いものが終わったあと、そこから新しい芽が育つ』ことを表しているんです。だから心配する必要はありません。むしろ、このカードが出るときは”再生のチャンス”なんです。」
お母さん
「なるほど……じゃあ鎌は?」
タロット先生
「鎌は”刈り取り”。今のやり方で伸びない部分を思い切って変えることが大事というメッセージです。例えば、夜遅くまでダラダラ勉強するのをやめて、朝型に切り替えるとか。勇気を持って不要な習慣を断ち切ることで、新しい可能性が開けていきますよ。」
お母さん
「怖いカードだと思っていましたけど……実は前向きな意味なんですね。」
タロット先生
「そうなんです。”死”ではなく”生まれ変わり”の象徴なんですよ。」
数字13の意味
数字の 13 は、昔から「不吉」とされる一方で、実はとても重要な意味を持つ数字です。
1(始まり)と3(創造)を合わせると 4 になり、これは「皇帝」の安定や秩序を表します。つまり、13は「安定を壊し、新しい秩序を取り込む」力を秘めているのです。
また、13は「古いものを終わらせ、新しいものを迎える」数字。死神のカードと同じように、現状を維持するのではなく、より高い秩序や段階に移行することを意味します。
受験においては、今の学習スタイルや生活リズムを「終わらせる勇気」を持ち、新しい方法に切り替えることを求められている時期。つまり、13は「怖い終わり」ではなく、「次の成長への通過点」を示す数字なのです。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生、13って昔から”不吉な数字”って言われますよね?やっぱり受験にも悪い影響があるんでしょうか?」
タロット先生
「そう思いがちですが、実は違うんです。13は”終わりと始まり”を意味する特別な数字。古いものを手放して、新しい秩序を取り入れるサインなんですよ。」
お母さん
「新しい秩序……?」
タロット先生
「はい。13は1と3の組み合わせで4になります。4は”皇帝”の数字で、安定や基盤を表します。つまり、13は一度安定を壊すことで、もっと強い安定を築く数字なんです。受験でも同じで、今までのやり方を捨てることで、より効果的な勉強法に出会えるんですよ。」
お母さん
「じゃあ、悪い意味じゃなくて、成長のための転機なんですね!」
タロット先生
「そうです。13は『古い殻を脱ぎ捨てて、次の段階へ進め』というメッセージ。怖がるより、前向きに受け止めることが大切ですよ。」
「13 死神のカード × 数字13の逆位置」
「13」の数字が逆位置で出るとき、それは 「変化を恐れて足踏みしている状態」 を意味します。
本来、13は「古いものを終わらせて、新しい秩序に移る」力を持つ数字です。けれど逆位置では、その切り替えを拒み、古いやり方に固執してしまうのです。
受験でいうと、今までの勉強法が合っていないとわかっているのに、同じ方法を繰り返すことで成績が伸び悩む、といった状況に近いでしょう。
また、逆位置の13は「不安から来る停滞」も表します。変化すれば良くなるのに、「もし失敗したら」と考えて行動できない。ですが、これは「停滞を打破する勇気が必要だ」というサインでもあるのです。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生……死神の13が逆位置で出たんですけど、これって受験には悪い意味ですか?」
タロット先生
「逆位置の13は、”悪い未来”を意味するのではありません。むしろ『変化を恐れて、足踏みしている状態』を表しているんです。」
お母さん
「足踏み……ああ、確かに子どもも同じやり方にこだわって、成績が頭打ちになっている気がします。」
タロット先生
「そうなんです。今までの勉強法や生活習慣を手放せば、一気に流れは良くなるのに、『今のままで大丈夫』と信じて変化を避けている。その停滞感が逆位置で出ています。」
お母さん
「じゃあ、逆位置が出たら悪いことじゃなくて、”変わるチャンス”ってことなんですね!」
タロット先生
「まさにその通りです。逆位置は『変化を拒むとこうなりますよ』という警告。だから、お子さんにとっては、やり方を見直す絶好のタイミングなんです。」
「死神のカード(13)の象徴:鎌・骨・散骨の人々」
死神のカードの絵柄は、一見すると恐ろしく見えますが、その一つひとつに深い意味があります。
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鎌
死神が手にしている大きな鎌は「刈り取り」「区切り」「終わりと始まり」を象徴します。成熟した稲を刈るように、人生の中で「もう役割を終えたもの」を切り落とし、新しい成長の場をつくる力を表しています。受験にあてはめれば、「古い勉強法や考え方を手放して、新しい方法を取り入れる」必要性を示しているのです。 -
骨
死神自身が骸骨として描かれているのは、「肉体を支える基礎」「本質」を意味します。肉や衣服といった表面的なものが削ぎ落とされ、純粋な核だけが残っている姿。つまり、「余分なものを捨てて本質に集中するべき」という強いメッセージです。 -
散骨の人々
地面には切り取られた頭や手足が描かれることもあります。これは「古い価値観や執着が崩れ去っていく様子」を象徴します。怖い描写ですが、「破壊と同時に新しい秩序が生まれる」ことを示しているのです。
死神のカードは「終わり」ではなく「再生のための切り替え」を告げています。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生、この死神の鎌とか骨とか……正直ちょっと怖いです。受験に出て大丈夫なんでしょうか?」
タロット先生
「大丈夫ですよ。怖い絵に見えますが、意味はむしろ前向きなんです。たとえば鎌は、『もう必要のないやり方を断ち切る勇気』を示しています。古いやり方をそのまま続けるのではなく、新しい方法を取り入れるチャンスです。」
お母さん
「なるほど……骨も恐ろしい印象があったんですが?」
タロット先生
「骨は『本質』です。肉や飾りを取り除いた、いちばん大事な部分。つまり受験でも、余計な不安や情報に振り回されず、シンプルに“合格に必要なこと”だけに集中すればいい、というメッセージです。」
お母さん
「それならすごく心強いですね。地面に散らばっているものも、ただ怖いだけじゃないんですか?」
タロット先生
「そうですね。あれは『古いものが崩れ去り、新しい芽が出る』象徴です。終わりのように見えて、実は“再生”のサインなんですよ。」
お母さん
「……怖いカードだと思っていたけど、逆に希望があるカードなんですね!」
タロット先生
「そうなんです。死神は“切り替え”を告げるカード。受験生にとっては、次のステージに進むためのとても良い兆しなんです。」
「死神(13)」と「塔(16)」の違い
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死神(13)
静かに、必然的に「区切り」をつけるカード。
季節が移り変わるように、役割を終えたものが自然に終わり、新しい流れへ移っていく。
👉 自分から「切り替える」「手放す」意志が大事。
受験にたとえると:
「もう古いやり方では通用しない。基礎に戻る」「夜型の生活を改めて朝型に切り替える」といった習慣の刷新。
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塔(16)
突然、強制的に「崩壊」を体験するカード。
稲妻に打たれて塔が壊れるように、予想もしていなかった衝撃が訪れる。
👉 自分の意志ではなく、外的な力によって「強制終了」させられる。
受験にたとえると:
「模試で思ったより悪い結果が出てショックを受ける」「志望校を現実的に見直す必要が出る」といった外からの気づきや衝撃。
つまり、
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死神 → 自分の中での切り替え・自然な終わりと始まり
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塔 → 外からの衝撃で壊され、強制的に新しい段階へ
両方とも「壊す」イメージですが、死神は 内面的で必然的、塔は 外的で突発的 という違いがあります。
お母さんの受験お悩みQ&A ― タロット先生が答えます
お母さん
「先生、死神も塔も”壊す”カードですよね? どう違うんですか?」
タロット先生
「いい質問ですね。死神は“自然に区切りをつけて、新しく始める”カードです。例えば、古いやり方を手放して基礎に戻るとか、生活習慣を切り替えることですね。」
お母さん
「なるほど。じゃあ塔は?」
タロット先生
「塔は“外から突然やってくる衝撃”。たとえば模試で厳しい結果が出て、今のやり方ではダメだと強制的に気づかされる――そんな感じです。」
お母さん
「ああ! 死神は自分からの切り替え、塔は外からのショックで変わらざるを得ない、ってことなんですね。」
タロット先生
「その通りです。どちらも“成長のために古いものを壊す”カードですが、死神は静かに、自分の中で。塔は激しく、外からやってくる。そういう違いなんですよ。」
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