高校受験っていつ?受験方法や偏差値 内申点など知っておくべきことをご紹介

高校受験

ここでは東京都を例に高校受験のスケジュールや併願の仕組みなどを解説しています。また私立高校単願や推薦入学で重要視される内申点についても紹介しています。

「高校受験はいつ?」

「具体的なスケジュールや内申点についても知りたい」

高校受験は仕組みが複雑で、都道府県ごとに日程が異なります。

高校受験はいつから準備すれば良いのかを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

高校受験はいつ?

高校受験のおおよそのスケジュールを確認しておきましょう。高校受験の日程は地域によって異なります。場合によっては年度で変わることもあるので注意してください。

ここではわかりやすいように東京都を例にあげて紹介します。

一般・公立高校:
2月21日(第一次募集・分割前期募集)
3月9日(分割後期募集・全日制第二次募集)
一般・私立高校:2月10日〜(学校によって日程が異なります)
推薦・公立高校:1月26日、27日
推薦・私立高校:1月22日〜

私立高校では、試験日をずらして受験できたり、自己推薦など特色のある試験方法を導入している学校もあります。

自分が行きたい高校の受験日程や、願書の提出期限などを細かく確認しておきましょう。

他にも、国立高校は大体2月13日が試験日です。また高専という選択肢もあり、東京都には国立の高専と私立の高専があります。

このように高校受験と一言でいっても受験スタイルによって受験日が異なります。今回は東京都を例に紹介しましたが、他の地域では全くスケジュールが違うでしょう。

自分の住んでいる地域の高校受験日程は、早めに確認しておくことが大切です。

高校受験で知っておくべきこと


高校受験は、第一志望をどうするか、併願校はどこにするのかなど様々な選択が求められます。

また、公立高校は1校しか受験できない、併願のスタイルによって試験日や難易度が変わることがあり複雑です。

ここでは併願のこと、偏差値、内申点など、高校受験で知っておくべきことを紹介します。

高校受験方法の種類は?併願や単願って?


高校受験方法は、先にも述べた通り複雑です。

まずは単願と併願の違いについてお伝えします。単願は1校のみ受験すること、併願は2校以上受験することです。

第一志望を公立高校とした場合、受験で失敗して落ちてしまったら行く高校がなくなってしまいます。そのため、公立高校を第一志望としている人は、私立高校も受けるのが一般的です。これを併願といいます。

東京都の私立高校には「併願優遇」という制度があります。これは、「確実に合格させてあげる代わりに、もし併願した公立高校に落ちた場合にはうち(私立)に来てね」という制度です。

併願優遇を利用しての私立高校の受験では、受験当日に試験があるもののほぼ内申点で合格が決まります。

単願は主に私立高校を受験する時に使われる方法です。

「うちしか受けない(単願)なら合格を約束しますよ」という仕組みになっています。私立高校が第一志望であれば、単願で受験することで合格しやすくなります。

私立高校を第一志望としている場合は、単願の制度が使えるのか確認してください。

次に一般入試と推薦入試について解説します。

一般入試は、5教科もしくは3教科の合計点と面接が基本となります。

推薦入試の場合は面接がメインで、他にミニテストや小論文などがある場合もあります。当日の体調や試験の出来に左右されないのが推薦入試の特徴です。

私立高校の単願では、この推薦入試の受験スタイルがほとんどです。

高校受験の偏差値って?自分の偏差値がわかる方法も

高校受験の偏差値はどのようにわかるのでしょうか。

偏差値とは平均点からどれだけ離れた点数を出したかという指標です。わかりやすいように具体例をあげてみます。

平均点が50点のテストで90点を取ったAさん
平均点が80点のテストで90点を取ったBさん

点数は同じ90点ですが、どちらがすごいかと聞かれたら平均点が50点のテストで90点を取ったAさんですね。

点数だけ見ると一見同じですが、テストの難易度によって90点の価値が変わってしまいます。そこで偏差値という指標を用いて、平均点からの差で評価するのです。

ちなみに平均点の点数を取った場合の偏差値は「50」となっています。

自分の偏差値を知るためには、いくつか模試を受けてみることです。

模試は高校受験を目指して勉強している同級生たちが多数受けています。そのため、今の自分の現状を把握するのに有効です。

開催している塾やその時のテストの難易度によって、偏差値は変わることがあります。1回の模試の結果だけを鵜呑みにするのではなく、いくつかの模試を受けてみることをおすすめします。

模試についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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高校受験の内申点って?こうすれば内申点をもらえるかも

推薦入試、もしくは東京都などで併願優遇制度を使った私立高校受験の場合には、中学校での「内申点」がとても重要になります。

内申点が何点必要かについては、学校により異なります。必要な内申点を公表していない学校もあるので、その場合は中学校の先生や塾の先生などに相談してください。

例えば東京都小平市にある錦城高校の推薦入試において必要な内申点は、「5教科の学業成績(5段階評定)で22以上、かつ9科目に1、2の評定を有しない者」となっています。

内申点は中学1年生と中学2年生の総評定と、中学3年生の2学期までの評定で決まることがほとんどです。つまり、中学3年生になって推薦入試を受けようと決めてから、一生懸命頑張っても内申点が届かない可能性もあります。

推薦入試で受験する可能性がゼロでない限りは、中学に入学した段階から内申点を意識しておくべきでしょう。

内申点をより多くもらうための具体的な方法を紹介します。

先ほど例にあげた錦城高校では、英検や漢検、数検の検定結果を考慮し加点がもらえることが明記されています。このような検定試験を積極的に受けることで内申点の加点を狙えます。

また、学業成績は定期テストの成績だけで決まるものではありません。授業でのディスカッションや学級での発表に積極的に参加しているか、提出物の期限をきちんと守っているか、などを総合的に評価しています。

テストの成績が多少悪い時があったとしても授業態度が良く、前向きに課題に取り組んでいると評価されれば、内申点が多くもらえる可能性は十分あります。

内申点についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

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高校受験でその他に準備しておいた方がいいものは?

私立高校の推薦入試(単願)などでは、英検や漢検、数検などの検定結果が評価されることがあります。例えば、英検準2級に合格していれば、英語の内申点に1点加算といった形で加点がもらえます。

資格試験の結果をどのように評価するのかは学校によって異なります。志望校の募集要項できちんと確認しましょう。

ただし、加点がもらえるからと言って、資格試験の勉強に集中するあまり学校の勉強がおろそかになっては本末転倒です。まずは学校での成績や授業態度などを大切にしてください。

その他、部活動での県大会ベスト4やコンクール入賞などが評価されることもあります。授業だけでなく部活動や生徒会活動、ボランティアなど積極的に参加してみましょう。中学校生活を実りあるものにすること、これが重要だと考えられます。

高校受験は中学に入学した時から始まっているといっても過言ではありません。高校受験には内申点がどの程度評価されるのかなどあらかじめリサーチしておきましょう。

行きたい高校が決まってきたら、学校説明会にも積極的に参加しましょう。学校説明会でしか伝えていない受験情報を聞ける場合もあります。

まとめ

高校受験は複雑でよくわからない方もいらっしゃると思います。単願や併願のこと、内申点のことなどがご理解いただけましたか。

内申点のことを考えると、高校受験は中学へ入学した時から始まっていると言えます。勉強だけでなく部活動にも積極的に参加するような充実した楽しい中学生活を送ることが、高校受験にとっても良い結果をもたらします。

高校受験は、中学受験や大学受験と比べると自由度が少なく、中学での成績が重要視されることが多いです。しかしその代わり、ほぼ確実に合格する方法が多いのも事実です。

高校受験のおおまかな日程やスケジュールを確認しつつ、しっかりと準備をしてもらえたらと思います。

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