何かしらの理由で中学校を不登校になった場合、高校受験ができるのか心配になりますよね?
そこで、
■中学不登校からの高校受験はできるのか?
■どんな高校受験の選択肢があるのか?
■高校受験に向けて今自分にできることは何か?
■中学不登校からの高校受験参考例
も合わせてご紹介します。
ぜひ、高校受験の参考になればと思います。
中学不登校でも高校受験できる?
中学校で不登校を選んだ方、高校受験に対して、不安な気持ちも多いかと思います。
しかし、中学校不登校からでも、高校受験はできます。不登校になってしまった。
と、考えている方も、いらっしゃるかと思いますが、なってしまった、のではなく、不登校を自ら選んだのだと思います。
同じように、高校も行きたいところを選んでみてはいかがでしょうか。
不登校で高校受験する場合の受験の選択肢は?
高校は、中学校に比べ、更に選択肢が広がります。どこの高校へ進学するか、自分に合う高校を、納得のいくまで探してみてください。
公立
調査書や、内申点が気になるところですが、公立高校にも個性があり、自分に合った高校を選べば、入試の点数で合格できる学校もあります。
中学校同様、朝から始業なので、朝が起きられない方は、敷居が高く感じるかもしれませんが、スクールライフのやり直しが期待できます。
私立
中学校や、公立高校と同じように、朝からの始業ですが、公立高校よりは自由度や、選択肢の幅が広いです。
同じ学校でも、学科が複数ある場合があるので、私立高校のパンフレットや、ホームページ、少し眺めてみるのも面白いです。
専門学校
専門学校というと、高卒者が通うイメージですね。
実際、専門学校の入学資格は、高卒以上で、中卒者が入学するのは、“高等専修学校”や“専修学校”といいます。
しかし、専門学校という名称でも、高等専修学校や、専修学校の性質を持っていれば、中卒者に入学資格がある場合もあります。
気になる学校があれば、要確認です!
また、専門学校は、専門的な知識を身につけ、社会に羽ばたける最短ルートのイメージがあります。
中卒からでも、無事に高校を卒業した後でも、選択肢に含めてもいいかもしれません。
通信
通信制は、課題を提出して、単位を取得し、卒業する学校です。
登校するのは月に数日だけという学校が多く、郵送やインターネット送受信で対応する場合もあります。
自分のペースで学習できるため、あまり身構えせず、高校に進学することができそうです。
中学校生活、不登校を選んだ場合、毎日学校に通うのは、少し不安かもしれません。
入学したはいいけど、高校は中学校と違い、出席日数も必要なため、通信制高校を選ぶ手もあります。
定時制高校
夕方から4時間程度、授業が行われます。
4年通学して卒業や、単位を取得すれば卒業できる場合もあります。
朝が不得意な方には、もってこいですね♪
同年代はもちろん、年上の方とも出会うことができて、社会にでる前に、社会性を学ぶことができ、お話を伺うことも刺激的に感じられます。
不登校でも自分で高校受験に向けてできることは?
中学校へ行くことだけが、高校受験に向けて、できることではありません。
中学校へ行かなくても、自分のペースで勉強、自分に合う勉強方法など、次のステップへ進むために、できそうなことから、始めていきましょう。
家庭教師・塾
先生は、中学校の先生だけではありません。
家庭教師や塾講師だって先生です。
わからない分野、中学校で学べなかった分野、受験に必要なカリキュラムを作成してくれますので、安心してお任せできます。
中学生は、大人と子どもの境目のような世代で、大人として扱われたり、子どもとして扱われたり、悩むことも多々あるかと思います。
もちろん先生と生徒だって、合う、合わないがあって当たり前です。
中学校以外で、気の合う先生に出会うことができたら、儲けものですね。
参考書で勉強
もしかして、中学校不登校を選んでいる方、自分で勉強を進めているかもしれませんね。
自分のペースで勉強をすすめられて、自分が吟味した参考書だと、勉強がはかどりますよね。
勉強をしていると、習得していく楽しさも感じられて、ランナーズハイならぬ、スタディーハイになってきますが、深夜まで勉強していて、朝起きられないようになってしまうと、悪循環です。
入試は朝から開始されますので、高校受験を考えているのであれば、入試に合わせた朝型の生活に戻しておいた方が、本番で実力を発揮することができますよ。
資格の取得
受験勉強に本腰をいれ始めているのなら、資格取得に割く時間はないかもしれません。
もし、受験まで時間に余裕があるなら、調査書に書いてもらえる資格を取得してみるのもアリです。
英検、数検、漢検などメジャーなところでも、自分が興味のある資格でも構いません。
資格を取得できたら自信につながりますし、もし取得できなくても、チャレンジした自分は誇ることができます。
はじめの一歩につなげられるのではないでしょうか。
規則正しい生活を送る
毎日、早起きして登校することがない分、生活リズムが乱れがちになっているのではないでしょうか。
夜中になると、家族も寝静まり、自分の時間に浸れるんですよね…。
精神を保つためには、必要かもしれませんが、成長ホルモンは十分な睡眠から得られます。
成長ホルモンが低下すると、疲れやすく、落ち込むことや、イライラすること、集中力が続かなくなってしまうことも。
毎日、前日の朝より少し早く起きることを継続することが、次第に規則正しい生活に戻していくコツです。
中学不登校からの高校受験参考例
中学校不登校の方の書籍、けっこう出版されています。
不登校は年々増加傾向にあり、現在では、珍しいものではなくなりました。
周囲の理解もあるので、外に目を向けると、新しいことが発見できそうです。
口コミや書籍、ニュースなど、共感できる内容をピックアップしました。
口コミ
中学校で不登校を選んだ方、後ろめたさありませんか?
自分が思うほど、周りのひとは気にしていないこともあります。
毎日登校していても、していなくても、目標はひとつ。
共に頑張る姿、楽しそうです♪
不登校軍団の子供達と通学している子供達が、壁なく交流し勉強したり遊んだりしています。神奈川の場合、高校受験での不登校に対する差別が皆無なので、不登校と通学の差は、単に内申を使うか使わないかの差でしかなく、生徒同志も単なる選択でしかないと理解しています。#不登校 #不登校の親 pic.twitter.com/jkMklMlKbd
— 安村 俊毅 (@ToshikiYasumura) January 5, 2023
書籍
「中学なんていらない」
不登校を選んだ子の、親の気持ちをつづったエッセイがあります。
本人目線や、家族の葛藤がリアルに書かれているので、共感できるとともに、参考になる一冊です。
ニュース
中学校1年生から不登校を選んだ方の、高校進学、大学進学、事業立ち上げまでの記事です。
本人の強い意志も感じられて、希望を感じることができる内容ですが、それ以上に、親御さんの器の大きさも、親目線からすると、とても参考になります。
記事タイトル:偏差値25から大学受験、不登校の僕が選択した道 中1の5月から不登校になって学んできたこと
まとめ
中学校不登校からの高校受験について、高校の種類や、今からできること、参考にしてもらいたい書籍やニュースをピックアップしました。
不登校になった理由は、千差万別ですが、これからの将来も選び放題です。
どの道に進んでも、それが正解です。
後悔のない人生に越したことはありませんが、後悔があるからこそ、豊かな“これから”につながると、信じています。
少しでも参考になりますように。
コメント